忍者ブログ
毎日の「うれしい たのしい」を、勝手におすそわけ♪
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

長瀬クンが『ヘブンズ・ドア』に主演したことで、死生観について考える機会があったので、ここいらでちょっと、死にまつわる自分の想いを語ってみようと思います。。

初めて人の「人の死」を意識したのは小学3年生の時。
私は、父方の従兄弟の中でいちばん下で、母方の従兄弟の中でも下から2番目。
母方の従兄弟で一番年下のアッ君は、わたしの3つ下で、当時、幼稚園の年長さんだった。とても賢くて元気で、顔も可愛かった記憶がある。

ある日アッ君は4才年上の姉とその友達の3人で道路脇の歩道を歩いていた。
そして突然、ダンプカーが歩道に乗り上げ、後ろから突っ込んできた。
アッ君の姉&友達は前を歩いていて咄嗟に逃げられたけど、後ろを歩いていた彼はダンプに巻き込まれて、脳挫傷と全身打撲で意識不明の重体に。。
意識の戻らぬまま一週間後に亡くなった。

本当に運が悪いとしか言いようがない事故で、アッ君には何一つ罪が無かった。
それが、「死」を生々しく感じた最初の記憶。。。
時に人は、あっけなく死ぬんだよね。情け容赦なく。。
でも、お葬式に参加した時は、まだ死をさほど実感してはいなかったんだけど。

当時のド田舎の小さな火葬場は、今のように近代的で機能的な施設ではなく、いい加減な創りだった。遺体を火葬する窯の側を姉や従兄連数人とウロウロしていたら、火の番をしていたおじさんが手招きをし、小窓から中を覗かせてくれた(<おいおい
今、考えると信じられないけど、遺体を焼いている窯の中を覗いてしまった。
もうほとんど骨だけになっていたんだけど、頭蓋骨と大腿骨のあたりが形として残っていたような記憶がある。
案外、グロテスクな感じはしなかったんだけどね。。
火は神聖な感じがしたし、むしろ淡々と、「死ぬとただの骨になっちゃうんだ」なんて思った。てゆーか、焼かれてしまうと人間という感じはしなかった。

とはいえ、やはり衝撃もあったようで、しばらくは死ぬことが恐かった。
だって、才能溢れる元気なアッ君が突然居なくなって骨になっちゃったんだから。

自分は無宗教で、天国の存在なんてものは信じてない。。
死ねば「無」になるんだと思っている。少なくとも肉体は消えて無くなる。。
死をそのくらいドライに捕らえていて、生きてる今を大切にしたいと思う。
むしろ、「死」は、楽しく生きるためのスパイスみたいなもんだとも思ってる。
生きてるってことは、それだけで奇跡みたいな幸運だしね!!

「ヘブンズ・ドア」のインタビューで長瀬クンが答えていた死生観は、昔から私自身が思っていた事でもあり、想いを共感できて嬉しかったっけなぁ。。

「人が死んで無になっても、誰かの心の中に自分の存在や言動が残っていれば、その想いこそが天国なんだ」…というようなことを、長瀬クンは語っていた。

うんうん!
誰かが想ってくれている限り、人は真の意味では死なないんだと思う。。

拍手[3回]

PR
この記事へのコメント
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

secret(※チェックを入れると管理者へのみの表示となります。)
幸せ 
『生きてるってことは、それだけで奇跡みたいな幸運だ』って、10年前に母を亡くした時に痛感しました。
健康で生きてられるから長瀬君の応援も出来ますし♪
あや 2009/05/19(Tue)14:06:05 EDIT
無題 
私は死が恐いというよりも、今こうして生きているこの私は何?
という疑問にかられる事がよくありました。
小さいころからそうで、よく夜中に起きた時なんかに隣で寝ている母を起こして、「ねえねえ、なんで私ここにいるの?」って聞いてました。
私ってだれなんだろう・・・?なんてね。
でも、この感覚はあまりみんな感じないらしく、珍しがられます。

生と死、『ストレンヂア』『ヘブンズ ドア』立て続けに考える機会を与えられました。
結局よくわからないまま過ごすうち、『ヘブンズ ドア』の公開中に父の具合が悪くなり、天国の扉をノックしました。
扉はとても重くてなかなか開かなくて、何度も何度もノックしました。
人はこの世に生まれる時、そして去る時、全身全霊の力がいるんだな、って思いましたよ。
でも、長瀬君のおかげでとても心穏やかに受け止める事が出来ました(^^)
今は、以前より近くに父を感じます。
従兄弟さんのアッ君もmiwawanさんの心にちゃんとおられるんですものね。
ホント、生きてるって奇跡!

チェリー 2009/05/19(Tue)14:44:17 EDIT
命に感謝。 
わたしも7年前に父を亡くしました。。
もの凄く元気な人だったのに、突然の余命宣告。。今でも信じられないけど、私の心の中で父は今も生き続けています(*´ー`)

チェリーーさんの「今こうして生きているこの私は何?」という感覚、分かります!
「考えても分からない」が結論だけど、今でもそれを思うことがあります..(v_v)
わたしも変わった子で(笑)ちょっと違いますが、人間が生きて生命維持活動していることが不思議でたまらなかったんデス。
たとえば呼吸!! 何も考えなくても自然に呼吸できるじゃないですか?
それが不思議で、考え過ぎると呼吸が乱れておかしくなったりしてたなぁ(笑)
怪我をして血が流れると、それが不思議で止血せずに流れるのを観察してた。白血球で自然に血が止まるでしょ? 怪我した皮膚も自然に修復するし。。その野生の修復力みたいなものも凄いなぁと思ったり。。

人間のちっぽけな生命でも、宇宙の誕生と消滅くらい不思議で奇跡的ですよね!!
小学生の頃、百科事典の天文と植物と動物の巻が大好きで、よく読んでました(^_^)ノ
miwawan 2009/05/19(Tue)15:40:41 EDIT
無題 
何度か祖父や祖母、親戚の人達の死に直面し、今現在も
病と闘ってる母を見ていて”生”と”死”には無関心でいられません。
自分自身もいつどこで突然”死”に見舞われるか、先の事なんて誰にも分からない。
今現在を精一杯生きる、言葉で言うのは容易いけれど振り返って自問自答してる自分がいます。
「本当にこれでいいのか、他に道は無かったのか」って。

今を”生きている、生かされてる”事に感謝しています。
納言 2009/05/19(Tue)16:02:51 EDIT
答えはわからないけど 
時には真面目に考えることも必要ですよね!!

「今日も生きてる!」って、シンプルなことに感謝できれば、どんな些細なことにも幸せや喜びを感じることができますもん(^▽^)♪
miwawan 2009/05/20(Wed)00:02:23 EDIT
この記事へのトラックバック
TrackbackURL:
blogを携帯から読む
カウンター
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
みわわん(miwawan)
性別:
女性
趣味:
観る、読む、聴く、描く、書く。
自己紹介:
好奇心のおもむくままにチャラチャラと趣味中心に暮らしつつも、実は現実派。。
エンタメ(映画&舞台&ライブ&ドラマ(長瀬クン出演作品限定(笑))、アート、小説、歴史、旅行、遺跡、ファッション、長瀬智也、羽生結弦、フィギュアスケート、Adam Cooper、英国 etc...美しく奥深いものを愛して止まず!!!
現在、東京近郊でひとり暮らしを満喫中。ひとり最高〜(*´ー`)♪
ブログ内検索
最新トラックバック
Template and graphic by karyou
忍者ブログ [PR]