☆【リング 〜最終章〜】を、10年ぶりに鑑賞！

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/ring/
４人の男女がそれぞれ別の場所で同時刻に変死を遂げた。あるアイドル歌手のビデオを見た人たちに起こる不審な死。そのビデオには呪いがかけられていた。呪術師による呪いの念写なのか、あるいは新種のウィルスなのか。そして週刊誌編集部の浅川と明子は、その死に疑問を抱き、調べはじめる…。

　　浅川和行　……　柳葉敏郎
　　高山竜司　……　長瀬智也
　　宮下理恵子　…　黒木　瞳
　　吉野　明子　…　京野ことみ
　　長尾城太郎　…　山本　圭
　　高野　舞　……　矢田亜希子
　　浅川陽一　……　深川雄太
　　河村　健　……　加藤隆之
　　柏田刑事　……　渡辺　哲
　　山村志津子　…　木村多江

ああ、おもろかった(o｀∀´o)　そしてコワ〜〜っっ((((ﾟдﾟ;))))
でもホラー的なエグイ怖さじゃなく、サイコ・サスペンス的怖さデスね(;´д`)
オープニング曲とか、BGMとかが怖さを煽るんだよねぇ。

感想の前にいろいろ気になったことを書いてみる φ(・ェ・o)~
リアル・タイム放送以来の視聴なので、内容はすっかり忘れてた(^^;)
『リング』って1999年１〜３月の連ドラだから約10年前の作品で、長瀬クンが20歳になったばかりの頃に撮影してるんだよね。
21歳で数学の理論を世界初で証明した若き大学教授で天才科学者・高山竜司
年齢設定は23〜24歳くらいかな。やっぱり実年齢よりずいぶん上の役。。

後に『ビッグマネー！』で共演した岡本綾さんと小日向さんが最初にいきなり死ぬ役で、出てきてた〜(O.O;)　木村多江さんも重要な役で出てるし。
メインで絡むのが『白線流し』で競演して、『ビッグマネー！』ゲストで出てた京野ことみ。白線といえば、園子のパパの山本圭さんも出てる。
さらに、長瀬演じる大学教授を殺人犯として追いかける刑事が、『池袋ウエストゲートパーク』ではタカシの父ちゃん役の渡辺哲さん。
『Ｄ×Ｄ』の鈴木砂羽さんも出てたりするし、わたしにとっては、凄ぉぉぉくお馴染みなメンバーでございますぅ(^m^)

柳葉さんといえば、大ヒットした『踊る大捜査線』の室井役だっけ？？　あの演技をやたら物まねされてたじゃん？　私は『踊る〜』をほとんど見てなかったんで当時は分からなかったけど、あの物真似って凄く似てたんだね〜（爆）
だって、『リング』を見ててても、例の口元を尖らせたり舌で頬を持ち上げる仕草が満載で、口調も物真似の室井さんそっくりだもん(￣w￣)
柳葉さんは演技は普通に上手いと思うんだけど、あの物真似を思い出してシリアスな演技しててもクスっと笑ってしまう（笑）・・・だんだん慣れたけど ヾ(´▽｀;)ゝ

昔のドラマだから、たっぷり全12話もあるんだけど、飽きなかった。
６話で、あくまで何事も科学的に証明しようとする黒木瞳さん扮する研究医を論破すべく、竜司が畳み掛けるシーンがなんか好きだ〜(〃∀〃)
９話以降、だんだん謎が明らかになって行き、息をつめて見てた (>ω<) !!!!
８話くらいからホラー風味も増してきて、ドキドキもんだし。
10年ぶりの視聴で、結末とかももうすっかり全然忘れてて、９話でようやく高山竜司の存在意義について、大事なことを思い出した私。遅っ
そうか、孤児だってことは、、親は？？　みたいに…。
てか、当時おいらはたぶん11〜12話を見逃した模様。。記憶にない..(^。^;)

９話あたりから、悪魔な高山竜司が出現してバクバク!!!""o(〃・ω・〃)o""

最初から高山は妖しくも悪魔的なんなけど、内面はもしかしてイイ人？
みたいな部分が残ってたんだけど、９話くらいからは正気と狂気を行き来して、闇の力(貞子の呪)に支配されはじめるので。。
そして11話と最終話なんてもう号泣だよ(ノд<。)゜。
高山の死のシーンで泣き　子役の健気さに泣き

常に暗〜い影を背負って、上から下まで真っ黒な服を着ている高山先生。。
最近、こういう役はやらないので新鮮(*´∀｀)b
つーか、端正な顔立ちだからこそ、悪役的なキャラがより恐くてイイ
現実味はない役柄かもしれないけど、おいらは凄ぉく感情移入できました。
まだまだ演技は荒削りだったけど、繊細で透明な心が垣間見えて、高山は単なる“悪”にな見えなかったよ。。。こーゆーのもまたやってくれぇ〜〜(≧д≦)ﾉ
長瀬クンは、人間の悲しさや愚かさを表現するのも上手い人だと思うから。

以前エイミー様が、ハンドクの感想で、ラストのトンネルで血を吐いた後の一番がピエタみたいだと書いてましたが、この作品の竜司が息を引き取るシーンはまさに「ピエタ」だった(◎-◎)。。柳葉さんの腕の中で崩れ落ちる絵が、死せるキリストを抱える聖母マリア（ピエタ）にそっくり。
水に濡れて青白く、そして瞳を閉じて息絶える姿は、まんまピエタ像。
考えてみたら、人類を救うために自分を犠牲にしたところもかぶるね。
憎しみが呪となって世の中を震撼とさせるんだけど、それを救う唯一の方法が、人を想う気持ち、、つまり愛だったんだよね。
竜司は憎しみの犠牲となって死んでしまったけど、愛のために死ねたから幸せだったなのかなぁ。。そう思えば救われるよ(*´ー`)

伏線の回収が全部はできてなかったり、解決されてない謎もあったりで、突っ込みどころも色々ある作品だけど、そこはホラーだし超常現象ってことで（笑）
全体的に暗い話で、竜司が爽快に笑うシーンなんて一つもないけど、テーマに人間愛が流れていたから、見終わった時はけっこう爽やかだったんだよね。
悪魔の姿をした天使・高山竜司サマが死んじゃって、めっちゃ悲いけど(;д;)
う〜ん、この役は主役じゃないけど美味しかったぞ。
『ラブとエロス』同様、これまた孤児で暗い影を背負ってたなぁ。。
おいら、こーゆーのも好きだー v(≧∇≦)v