☆ ドラマ【砂の上の恋人たち】1999年10月〜12月

二人が出会ったきっかけは悲運な事故だった。誰もが加害者にも被害者にもなり得る事故。運命の悪戯が男を被害者に、女を加害者にした。

高野朗(長瀬智也)は、恋人の友田ひとみ(菅野美穂)と同僚の沢井絵里花(奥菜恵)を連れて、オーストラリアのバース郊外へ旅行に行った。
しかし、３人が砂遊びをしている最中、バギーが突っ込んで来てひとみが跳ねられ死亡。そこに乗っていたのは、辻谷黎子(本上まなみ)。
最愛の恋人を亡くした朗は、未来の夢と希望を失った。ふいの事故で人の命を奪ってしまった黎子もまた、一人では支えきれないほどの重い十字架を背負うことになった。ふたりの間には恋愛感情どころか親近感さえ生まれるはずがなかった。しかし、共通する苦しみによって２人の心は次第に通い合い、戸惑いつつも惹かれあってしまう……。


　 　
＊出演　高野 朗(23)…………長瀬 智也
　　　　辻谷 黎子(23)………本上 まなみ
　　　　沢井 絵里花(23)……奥菜 恵
　　　　友田 ひとみ(23)……菅野 美穂
　　　　五十嵐 圭一(28)……萩原 聖人
　　　　五十嵐 麻衣(16)……水谷 妃里
　　　　友田 良枝(40)………涼風 真世
　　　　辻谷 修一郎(51)……西岡 徳馬
　　　　野村 薫(45)…………嶋田 久作

１週間くらいかけて、コツコツと鑑賞しましたー(*'∀')ﾉ
あまり覚えてないなぁと思ったら、おいら、この時期は日本に居なかったよ（笑）
帰国してから、ほんの少し観ただけだったんだよなぁ。。
このドラマが好きだという人をほとんど聞かないので、評判は良くないのかしら？　楽しい話じゃないし、重くて辛い展開だけど、、、おいらは惹き込まれたよ...(*´ー`)
10年前なら無理だったかもしれないけど（笑）今のおいらには面白かった

パースのピナクルスで撮影したオープニング映像がキレイだ～+。(*′∇｀)。+゜。
オーストラリアの西海岸は、行ってみたい場所のひとつなんですよぉ。
以前、母とツアーに申し込んでたのに、人数が集まらずに没になり　東海岸に行ったんだった。。それはそれでめっちゃ楽しかったんだけど(*‘‐＾)-☆

長瀬クン、このころ二十歳だよね。。これまたなんつー大人なドラマ(◎-◎)!!!!!
『ＩＷＧＰ』の前の年のドラマなのにマコトより３〜４歳年上に見える
実際、高野朗は23〜24歳の設定だし、建築デザインの会社で働いている大人の男なんだから、まあ大人に見えて当然なんだけどさ〜

ベッドシーンも多いですねぇ(笑)　でもエロエロってわけじゃなく、日常として出てくる感じなんだな。長瀬×菅野、長瀬×本上、萩原×本上。。キスだけなら長瀬×奥菜もある。
１話の中で、ベッドの上でひとみ（菅野）が、仰向けの朗の胸や、お腹の上に顔を乗せて会話するシーンが好き。。エロじゃないけど、凄ぉく親密でドキンとする(〃∀〃)

このドラマのテーマって“贖罪”と“愛”かな。。。
自分の恋人の死亡事故の加害者と恋に落ちるって、どんだけヘビーな設定なんだよ((((ﾟдﾟ;))))
事故で頭を打ったのが死因なんだけど、彼女は平気だからと病院に行かず、普通に一緒のベッドで寝て、朝、起きたら冷たくなっていた・・・。
衝撃でPTSDになってしまう朗。吐き気や震えが止まらず眠れなくなり、その上、色が分からなくなる。精神が崩壊しかけていく朗の姿に心が痛むよぅ゜・(ノД`)・゜・
一方、加害者の黎子も、罪の意識で心が壊れていくのです。。

しかぁ〜〜し、物語はこんなもんじゃ済まない(>д<)!!!

朗とひとみの友達の絵里花(奥菜恵)も実は朗が好きなんだよねぇ。。だから黎子を憎むし、その憎むべき黎子に惹かれていく朗のことも憎む。。

黎子は過去のトラウマも抱えていて、それが最初の事故にも繋がってたりするんですよ～。黎子は内向的。そういう性格をカタチ作る原因に父親の支配的な性格と母の死因があるの。。恋人の五十嵐（萩原聖人）も支配的な男で、彼女は逃れられないでいる。。
ともかく障害だらけで祝福されない恋なのに、心は止められないっていう（´Д⊂ヽ
コレ、心理学の見本市みたいなドラマなんだよね　朗が診てもらう心療内科の先生（嶋田久作）が良い味だしてるなぁ。。


ここで、ちょっとツッコミを入れさせてもらいまーす(￣▽+￣)／
長瀬クンの髪型が、変なパーマで（笑）違和感があった。。３〜４話くらいで少し伸びてカッコよくなったんで納得したけど　５話あたりで髪を切ってさらに素敵になるんだけどねー(〃∇〃)

あと、キャスティングには少々難が・・・(´〜`；)
ヒロインの本上さんは、演技が下手ではないんだけど、難しい役だからちょっと苦戦してる感じがした。。それよりも何だろう？　細くて背が高くてサッパリした髪型とシックな衣装で、なんだか少年みたいなんだよね。無機質すぎてキャラに嵌ってないような。。。
死んだひとみの母役の涼風真世さんが、舞台演技っぽいのもちょい浮いてた（笑）
そして、五十嵐の妹役のコが、えらく棒読み(^◇^;)　高校生の役なのに、調べたら当時12才なのね。。見た目は高校生に見えるんだけど、演技は仕方ないか（笑）

それはさておき、３話のラストから４話にかけてが、凄すぎた(≧д≦)ﾉﾉﾉ
女を憎んでるはずの男と、贖罪に沈む女が元恋人の墓の前で出会うんだけど、、、会話もなく、溢れる涙。。そして絡み合う手。。なにこれ　衝撃的な美しさﾟ｡*(☆ω☆)*｡ﾟ 　こんな名シーン滅多にないよ〜〜〜o(≧∀≦)o!!!!!!
４話にかけてのベッドシーンがもう　ベッドに横たわる二人の姿の美しさが尋常じゃないよ。。幻想的とでもいいますか...(*´ο`*)

本上さんのキャスティングにあまり納得してなかった私だけど、苦しみを乗り超えて朗を好きだという気持ちと人生に前向きになってからの黎子はイイ感じなんデス(^▽^)ﾉ
ドラマでのキャラクターが、好きじゃなかっただけかなぁ？

重い話だったのに最終話が希望の香りのする結末だったのも救われた。。死ぬほど苦しんだんだから、幸せになって欲しいと心から思ったよ (ノд<。)゜。
その最終話もまたオーストラリア・ロケなんだけど、塩の湖がなんて美しい。。
あまりにも幻想的で天国みたいだ((；□；))