映画【私の中のあなた】＠ニック・カサヴェテス

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あらすじ：白血病の姉（ソフィア・ヴァジリーヴァ）に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ（アビゲイル・ブレスリン）。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ（キャメロン・ディアス）は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。（シネマトゥデイ）

監督・脚本：ニック・カサヴェテス

出演：キャメロン・ディアス，アビゲイル・ブレスリン，アレック・ボールドウィン
　　　ジェイソン・パトリック，ソフィア・ヴァジリーヴァ，ジョーン・キューザック


良い映画でした〜〜。感動した ｡･ﾟ･(つд｀）･ﾟ･｡
最初から最後までずっと泣いてた。でもその涙は温かいものだったな。。

これは、お涙ちょうだいの病気モノでも、法廷モノでもない。。
家族の絆と命の煌めきの物語なのでした。

“病と死と家族”っていう、めっちゃシリアスなテーマを描いてるのに、重くもあざとくもなかった。
原作がベストセラー小説だけあって文学の香りがするのもイイ。。
それぞれが複雑な想いを抱えつつも、相手を思いやっている。
彼等は決して特別な存在ではなく、弱さや脆さやエゴを持った普通の人間。

家族全員の視点で話が進むところがまたいいんだよね。。
常に死と隣り合わせの家族が居るとき、人は何を考え、どう行動するのか？

父親、母親、病気の姉、ドナーとして生まれてきた妹、そして長男。。。
全員が葛藤している。困難を抱えている。。そのそれぞれが魅力的((；д；))
色んなエピソードがキラキラとちりばめられ、命の儚さと人間の逞しさを感じた。

映像も音楽も好みだなぁ。。良い意味でミニシアター系ムービーみたいで。
やさしい気持ちになれたり、前向きに一生懸命生きようと思える素敵な映画でした