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「このミステリーがすごい! 2009年版」海外編第1位『チャイルド44』続編! 凍てつくシベリアから――、燃え盛るブダペストへ――。

運命の対決から3年――。レオ・デミドフは念願のモスクワ殺人課を創設したものの、一向に心を開こうとしない養女ゾーヤに手を焼いている。折しも、フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へと送り込む。そして、その魔手が今、レオにも忍び寄る……。世界を震撼させた『チャイルド44』の続編、怒濤の登場!


http://www.shinchosha.co.jp/book/216933/

小説はけっこう読んでるんだけど、なかなか紹介する気力と時間がないんですよね〜。
久々に時間ができたんで、たまにはブックレビューを(いや、そんな大層なもんじゃねぇ。。おいらは読書感想文が超苦手なんだよぉ(^^;)。。

トム・ロブ・スミスのデビュー作『チャイルド44』が死ぬほど面白かったので、当然この続編も読んじゃったわけです(・∀・)ノ ハイ これも面白かったー\(^○^)/♪
『チャイルド44』が衝撃的な上に感動の嵐で号泣だったのに比べれば、インパクト的にはやや薄いかもしれないけど。。次回作も出るってことで3部で完結みたいですね
前作では、途中までレオ・デミドフという人間は謎の男だった。だから理解できないまま読み進み、でも終盤ですっかり彼に思い入れてしまうというパターンだったのね。
今回は最初からレオに思い入れてるから、過酷な運命に翻弄される彼に心が痛み、先の展開にハラハラしっぱなしで目が離せないという面白さがあった。

政治的環境が激変するので、何が善で何が悪か分からなくなるんですよ。。
スターリン政権下の共産主義による恐怖政治の中のソ連では国家の意向に逆らったら「死」。。エリートであればあるほど、その罪は深かったわけで。。。
粛正された側はそりゃぁ憎むよ。だからといって復習したら同じ罪に落ちるんだけどね。。なまじレオが人間の感情を持った人間であるがために苦悩も困難も深いんだよね...(*v.v)

T・R・スミスは物語の組み立て構成に長けてるんで、面白さは間違いないデス(≧∀≦)v
でも、この作家の凄いところは文章力と描写力なのかもしれない。なんつーか痛いときは読んでるこっちまで痛くなるような徹底してリアルな描写で、読みながら本気で顔をしかめてしまう。。登場人物が悩んでるとその思いに巻き込まれてしまう。。敵(悪)役まで魅力的だし、キャラクターの造形もうまいんだよね〜。やっぱり総合力がハンパねーってことか。
20代でこんな作品をを書けるなんて、なんつー博学&情報収集力(@_@)
学生のころから映画やドラマの脚本も手掛けていたそうだから、エンターテイメントとしてのまとめ方も上手いんだよなぁ。。題材は難しいのに、全然飽きないし分かりやすいんだもん。

『チャイルド44』→『グラーグ57』と、続けて読むことをオススメします(*'∀')ノ
 

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好奇心のおもむくままにチャラチャラと趣味中心に暮らしつつも、実は現実派。。
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